新約 52 / 66巻

テサロニケ人への第一の手紙

要約 テサロニケ人への第一の手紙は、患難の中にある聖徒たちが信仰を守って生きるよう勧める書簡です。パウロは彼らの信仰と愛をほめ、聖なる生活を送るよう強調します。また、イエス・キリストの再臨について説明し、聖徒たちが望みのうちに目を覚まして生きるよう語ります。

著者
パウロ
執筆年代
紀元後50~51年
時代
初代教会の時代

背景

著者は使徒パウロで、シラスとテモテとともに記しました。この手紙は、パウロの第二次伝道旅行の途中で建てられたテサロニケの教会に送られました。パウロは短い期間の働きの後、迫害のために去ることになり、その後、教会の状況を案じてこの手紙を記しました。執筆時期は一般に紀元後50~51年頃と考えられています。当時、教会は迫害のただ中にあり、再臨の理解についても混乱がありました。

内容

テサロニケ人への第一の手紙1~3章は、パウロがテサロニケの教会に対する感謝と愛を表している部分です。彼らの信仰と愛と望みをほめ、患難の中にあっても福音を受け入れた姿を強調します。これは、福音が人間のことばではなく、神から出たものであることを示しています。 4章は聖徒たちの生活についての勧めを含んでいます。神が喜ばれる聖なる生活を送るよう語り、不品行を避け、互いに愛し合うよう勧めます。また、死んだ者たちの復活とイエス・キリストの再臨について説明し、聖徒たちが望みのうちに生きるよう促します。 5章は主の日と目を覚ましている生活について説明します。イエス・キリストの日が突然来ることを語り、聖徒たちが闇の子ではなく光の子として目を覚まして生きるべきことを強調します。こうした内容は、聖書が究極的にイエス・キリストを証しし、聖徒たちが主を待ち望む生活を送るよう語っていることを示しています。