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イエスはそこを発ち、ユダヤ地方とヨルダン川の向こう側へ来られた。群衆が再びイエスのもとに集まって来たので、いつものように彼らを教えられた。
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パリサイ人たちがイエスを試そうとして近づき、「夫が妻を離縁することは、律法で許されていますか」と尋ねた。
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イエスは答えられた。「モーセはあなたがたに何と命じたか。」
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彼らは言った。「モーセは離縁状を書いて妻を離縁することを許しました。」
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しかしイエスは彼らに言われた。「あなたがたの心が頑ななので、モーセはこの戒めを書いたのである。
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しかし、創造の初めから、神は人を男と女に造られた。
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それゆえ、男は父と母を離れ、妻と結ばれ、
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二人は一つの肉体となる。こうして、彼らはもはや二人ではなく、一つの肉体である。
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だから、神が結び合わせたものを、人が引き離してはならない。」
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家に入ってから、弟子たちはこのことについて再びイエスに尋ねた。
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イエスは彼らに言われた。「妻を離縁して別の女と結婚する者は、妻に対して姦淫を犯す。
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また、女が夫を離縁して別の男と結婚するなら、姦淫を犯す。」
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| 13 |
人々は、イエスに触れていただこうとして、幼い子どもたちを連れて来た。しかし弟子たちは、連れて来た人々を叱った。
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イエスはそれをご覧になると憤り、弟子たちに言われた。「幼い子どもたちを私のところに来させなさい。止めてはならない。神の御国は、このような者たちのものだ。
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まことに、あなたがたに言う。幼い子どものように神の御国を受け入れない者は、決してそこに入ることはない。」
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そして子どもたちを腕に抱き、彼らの上に手を置いて祝福された。
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イエスが道に出ようとされると、一人の人が走り寄り、御前にひざまずいて尋ねた。「良い先生、永遠のいのちを受け継ぐためには、何をすればよいでしょうか。」
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イエスは彼に言われた。「なぜ私を良いと言うのか。神お一人のほかに、良い者はいない。
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| 19 |
あなたは戒めを知っている。『殺してはならない』『姦淫してはならない』『盗んではならない』『偽りのあかしをしてはならない』『だまし取ってはならない』『父と母を敬いなさい。』」
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彼はイエスに言った。「先生、私はこれらをみな、幼いころから守ってきました。」
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イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた。「あなたには一つ欠けていることがある。行って、持っている物をすべて売り、貧しい人々に与えなさい。そうすれば、天に宝を持つことになる。それから来て、十字架を負い、私について来なさい。」
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しかし彼はこの言葉に顔を曇らせ、悲しみながら立ち去った。多くの財産を持っていたからである。
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イエスは辺りを見回し、弟子たちに言われた。「富を持つ者が神の御国に入るのは、なんと難しいことか。」
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弟子たちはその言葉に驚いた。しかしイエスは再び彼らに言われた。「子たちよ、富に頼る者が神の御国に入るのは、なんと難しいことか。
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金持ちが神の御国に入るより、らくだが針の穴を通るほうが易しい。」
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弟子たちはますます驚き、イエスに言った。「それでは、だれが救われるのでしょうか。」
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イエスは彼らを見つめて言われた。「人には不可能だが、神にはそうではない。神にはすべてのことが可能だからである。」
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ペテロがイエスに言い始めた。「見よ、私たちはすべてを捨てて、あなたに従って来ました。」
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イエスは言われた。「まことに、あなたがたに言う。私と福音のために、家、兄弟、姉妹、父、母、妻、子ども、土地を後にした者で、
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今この世で、迫害と共に、家、兄弟、姉妹、母、子ども、土地を百倍受け、来たるべき世で永遠のいのちを受けない者はいない。
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しかし、先の者の多くが後になり、後の者が先になる。」
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| 32 |
一行はエルサレムへ上る道を進んでいた。イエスが先頭に立って行かれるので、弟子たちは驚き、ついて行く者たちは恐れていた。イエスは再び十二人をそばに呼び、これからご自分に起ころうとしていることを話し始められた。
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「見よ、私たちはエルサレムへ上って行く。人の子は祭司長たちと律法学者たちに引き渡される。彼らは人の子を死刑に定め、異邦人に引き渡す。
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そして人の子をあざけり、唾をかけ、むち打ち、殺す。しかし三日目に、彼はよみがえる。」
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ゼベダイの子ヤコブとヨハネがイエスに近づいて言った。「先生、私たちがお願いすることをかなえていただきたいのです。」
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イエスは彼らに言われた。「何をしてほしいのか。」
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彼らは言った。「あなたの栄光のうちで、私たちの一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください。」
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しかしイエスは彼らに言われた。「あなたがたは、自分が何を求めているのか分かっていない。私が飲む杯を飲み、私が受けるバプテスマを受けられるか。」
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彼らは言った。「できます。」イエスは彼らに言われた。「確かにあなたがたは、私が飲む杯を飲み、私が受けるバプテスマを受ける。
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しかし、私の右と左に座らせることは、私が与えることではなく、それが備えられている人々に与えられる。」
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ほかの十人はこれを聞くと、ヤコブとヨハネに腹を立て始めた。
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イエスは彼らを呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の支配者と認められている者たちは、人々の上に君臨し、偉い者たちは権力を振るっている。
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しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。あなたがたの間で偉くなりたい者は、あなたがたに仕える者となりなさい。
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あなたがたの間で一番になりたい者は、すべての人の僕となりなさい。
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人の子も、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのである。」
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一行はエリコに来た。イエスが弟子たちや大勢の群衆と共にエリコを出て行かれるとき、ティマイの子で、目の見えない物乞いバルティマイが道端に座っていた。
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彼はナザレのイエスだと聞くと、「ダビデの子イエスよ、私をあわれんでください」と叫び始めた。
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多くの人が彼を黙らせようと叱ったが、彼はますます、「ダビデの子よ、私をあわれんでください」と叫んだ。
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イエスは立ち止まり、「あの人を呼びなさい」と言われた。人々は目の見えない人を呼んで言った。「元気を出しなさい。立ちなさい。あなたを呼んでおられる。」
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彼は上着を脱ぎ捨て、跳び上がってイエスのもとに来た。
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イエスは彼に尋ねられた。「私に何をしてほしいのか。」目の見えない人は言った。「ラボニ、もう一度見えるようになりたいのです。」
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イエスは彼に言われた。「行きなさい。あなたの信仰があなたを癒した。」彼はすぐに見えるようになり、道を進むイエスについて行った。
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